シミが気になったら
シミの種類
よく見られるシミは、以下のようなものがあります。
- 老人性色素斑紫外線などの影響で年を重ねると増えてくる、くっきりとしたシミ
- 雀卵斑子供の頃から多い、頬の両側と鼻にかけて散らばる、小さな丸いシミ
- 肝斑両側の頬に左右対称にできる、もやっとしたはっきりしないシミ
- 太田母斑顔の一部分に限局してできる、生まれつきの青っぽいシミ(アザ)
- 扁平母斑全身のどこにでもできる、生まれつきのカフェオレ色のシミ(アザ)
- 後天性真皮メラノサイトーシス頬の両側などにできる、斑点状のシミ
シミの治療
※いずれの治療も、治療効果や副反応の出やすさには個人差があります。
Qスイッチルビーレーザー
殆どのシミに高い治療効果が期待できるのがQスイッチルビーレーザーです。ただし、肝斑の治療には使えません。軟膏を塗ってテープを貼ってお過ごし頂くダウンタイムが2週間程度あります。
治療効果の高さを優先する場合、シミが一部分に限局している場合、特に気になって消したいシミがある場合、他の治療で効果が出なかった場合などにお勧めです。太田母斑、扁平母斑、後天性真皮メラノサイトーシスなどでは、Qスイッチルビーレーザーをまず第一に考えるべきでしょう。
フォトフェイシャル
ダウンタイムが殆どないため、気楽に受けて頂けるのが特徴です。月に一回程度、繰り返し受けることで、徐々に効果が現れます。
お仕事の都合などでダウンタイムが困る方、明るくつややかな肌を保ち続けたい方などにお勧めです。肝斑の方でも受けて頂くことができますが、トラネキサム酸の内服との併用が必須です。そばかす(雀卵斑)の場合は、数回の施術で高い効果が得られることが多いので特にお勧めです。
炭酸ガスレーザー
シミのように見えて、厚みがある場合はイボと表現されます。このような場合は、炭酸ガスレーザーがお勧めです。
ハイドロキノン・トレチノイン
ハイドロキノンとトレチノインの両方をしっかり使えば、塗り薬だけでも高い治療効果が得られます。
肝斑の方、レーザー治療に抵抗がある方、シミがたくさんありすぎてレーザー治療があまり現実的でない方などにお勧めです。
また、レーザーの後、色素沈着の予防のため、原則として全ての症例でハイドロキノンを処方しております。
サリチル酸マクロゴールピーリング
特に「このシミが気になる」というはっきりとしたシミがあるわけではないけれど何となくくすみが気になる方、ワンランク明るい肌を目指したい方などにお勧めです。