トラネキサム酸の飲み合わせについて

※当院では肝斑治療でトラネキサム酸を処方することが多く、実際の診療でよくいただく質問をもとにまとめました。

トラネキサム酸(トランサミン)とビタミンCは、肝斑の治療で処方されることが多い内服薬です。数か月以上連続して内服するお薬ですので、途中で風邪をひいたときなどに飲み合わせについてご心配になる方もいらっしゃると思います。

実際、トラネキサム酸は炎症を抑える作用があり、のどの痛みを和らげる効果などから、風邪薬に含まれていることがありますので、そのような風邪薬を飲むとトラネキサム酸の過剰摂取になる可能性があります。

風邪薬を購入するときに調べることは可能ですが、以前に患者様から問い合わせを受けたこともあり、表にしておくと便利と思い作成いたしました。

製薬会社 商品名(代表例) トラネキサム酸
(成人1日量)
ビタミンC
(成人1日量)
大正製薬 パブロンゴールドA〈微粒〉 0mg 0mg
パブロンゴールドA〈錠〉 0mg 0mg
パブロンSゴールドW錠 0mg 0mg
パブロン エースPro-X錠 0mg 0mg
Haleon 新コンタックかぜ総合 0mg 0mg
新コンタックかぜEX持続性 0mg 0mg
アリナミン製薬 ベンザブロックLプレミアムDX(/DX錠) 750mg 0mg
第一三共ヘルスケア 新ルル-A錠s 0mg 0mg
新ルルAゴールドDXα 420mg 0mg
ルルアタックEXプレミアム 750mg 0mg
ルルアタックCXプレミアム 0mg 0mg
プレコールエース顆粒 0mg 300mg
ペラックT錠a 750mg 500mg
興和 コルゲンコーワIB錠TXα 750mg 0mg

2026年2月21日情報更新しました。

薄い赤色はトラネキサム酸を含む市販薬です。

「のどの痛み・腫れ」などへの効能を謡っている製品にトラネキサム酸含有が多いようです。

ルルは似た名称でトラネキサム酸含有が大きく違い、注意が必要です。

全ての風邪薬を網羅しているわけではなく、また特定の風邪薬をお薦めする意図は全くありません。

医師からの補足

トラネキサム酸は比較的安全性の高い薬ですが、服用量や体質、併用薬によっては注意が必要な場合があります。

美容目的で内服されている方は、自己判断で増量せず、気になる場合は医師にご相談ください。

※トラネキサム酸の一般的な処方量は、1日量として1500mg程度(6錠ないしカプセル)、減量していると750mg以下のこともあります。

トランサミンを摂り過ぎた場合の副作用についてはこちらをご覧下さい。

関連リンク

本ページの情報は、ご自分が内服しようとしている風邪薬がトラネキサム酸を含んでいる場合に、肝斑のために処方されているトラネキサム酸(トランサミンなど)を休薬し、 含んでいない場合はそのまま飲み続ける、などの判断材料にご利用頂ければと思います。