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肌のできもの

形成外科の日帰り手術

この「できもの」、取った方がいい?
診断から手術・病理検査まで対応します。

肌の表面や皮膚の下にできた「できもの」は、 見た目だけでは種類が分かりにくいことがあります。

  • 悪いものでないか心配
  • 引っかかって、ときどき出血する
  • 邪魔になり、日常生活に支障がある
  • 急に大きくなった、腫れてきた

まず診察で、どのようなできものか、 手術が必要か、ほかの治療方法が適しているかを判断します。

※症状や医学的な治療の必要性がある場合は、 原則として健康保険の対象となります。 単なる美容目的の場合は自費診療となります。

まず診断します 当院での治療の特徴 治療方法の選び方 治療の流れ 治療例・傷跡 傷跡について 診療しているできもの リスク・合併症 手術前後の注意 痛みについて よくあるご質問 相談・予約
  • まず医師が診察し、できものの種類と治療方法を検討します。
  • 手術が適する場合は、傷跡まで考えて切開・縫合します。
  • 摘出した組織は必要に応じて病理組織検査で診断します。
  • 当院での治療が適切でない場合は、無理に手術せず他院をご案内します。

まず「何のできものか」を診察します

一見すると似たように見えるできものでも、 母斑(ほくろ)、脂漏性角化症、粉瘤、脂肪腫など、 種類によって適した治療方法は異なります。

また、まれではありますが、 良性のできものと皮膚癌などを見た目だけで完全に区別できない場合もあります。

診察では、できものの見た目だけでなく、 大きさ、深さ、硬さ、増大の経過、症状、できている部位などを確認します。

比較的深い部分にある脂肪腫などでは、必要に応じて手術前に画像検査を行い、できものの深さや広がり、周囲の組織との関係などを確認してから治療方針を決めることがあります。

「できものがある=必ず切除」 ではありません。

経過観察でよいもの、 炭酸ガスレーザーなどが適しているもの、 外科的切除が適しているものを判断してご案内します。

当院での治療の特徴

01

まず診断して、治療方法を選びます

できものをすぐに取り除くことを前提とせず、 診察で種類や状態を確認してから治療方法を考えます。

02

傷跡まで考えて手術します

できものを取り除くだけでなく、 その後に残る傷跡も考えて切開線や縫合方法を決めます。

部位や皮膚の張力などを考慮し、 形成外科の手技に従って丁寧に切除・縫合します。

03

摘出した組織を病理検査で確認します

必要に応じて、摘出したできものを病理組織検査に提出します。

顕微鏡で組織を確認し、 何のできものだったのかを診断します。

04

当院で無理に手術しません

大きさや深さ、悪性の可能性、 全身麻酔の必要性などから、 より大きな医療機関での検査・治療が適切な場合があります。

その場合は、当院で無理に手術せず適切な医療機関をご案内します。

※当院では全身麻酔が必要な手術には対応していません。

できものに合わせて治療方法を選びます

診察 できものの種類・大きさ・深さ・部位を確認
↓

小さな表在性のできもの

レーザーなど

小さなほくろや脂漏性角化症などでは、 炭酸ガスレーザーによる治療をご案内する場合があります。

※炭酸レーザーによるできものの治療は原則自費診療となります。

切除が適しているできもの

局所麻酔の日帰り手術

できものを切除し、 傷口を形成外科的に縫合します。

必要に応じて摘出した組織を病理検査に提出します。

大きい・深いできもの

画像検査や専門的な治療を検討

深い部分にあるできものなどでは、 必要に応じて画像検査で広がりや周囲組織との関係を確認します。

そのうえで、当院で局所麻酔の日帰り手術が可能か判断し、 全身麻酔やより専門的な治療が必要な場合は、 適切な医療機関をご案内します。

治療の流れ

外科的切除を行う場合の一般的な流れです。 できものの種類や部位によって通院時期は異なります。

1

受診日 1

診察・手術説明・術前採血

できものの種類、大きさ、深さ、部位などを診察し、手術が適しているか判断します。

手術方法、術後経過、傷跡、リスクなどをご説明し、必要な術前検査を行います。

比較的深いできものなどでは、手術前に画像検査を追加する場合があります。この場合は、画像検査の結果が出てから「受診日1」が始まります。

2

受診日 2

日帰り手術

局所麻酔でできものを摘出し、 傷口を縫合します。

小~中規模の手術では、 来院から帰宅まで通常1時間前後です。

摘出した組織は、必要に応じて病理組織検査に提出します。

3

手術翌日

傷の状態を確認

出血、腫れ、傷口の状態などを確認します。

4

1~4週間後

抜糸

多くの部位では1週間前後で抜糸します。 手術部位によっては2~4週間後となることがあります。

5

その後

病理結果・傷跡の経過を確認

病理組織検査を行った場合は、 後日の診察で結果をご説明します。

傷の赤み、硬さ、広がりなども時間をかけて確認します。

※できものの種類、部位、手術内容、術後の経過などによって、 通院回数や時期は変わる場合があります。

治療例・傷跡の経過

皮膚を切開する手術では、傷跡を完全になくすことはできません。 傷の経過や目立ち方は、手術部位、大きさ、皮膚の張力などによって異なります。

以下は、実際の手術後の傷跡の一例です。

鼻翼

30代女性 / 術後3か月

手術担当:島中医師

左鼻翼母斑摘出 治療前

治療前

左鼻翼母斑摘出 術後3か月

術後3か月

左鼻翼の二つ並んだ母斑を摘出しました。鼻翼の大きさに対して腫瘍が比較的大きいため、鼻翼や鼻孔の変形がなるべく生じないように留意して手術しています。

術後3か月で、傷の周囲にはまだ赤みが目立っている時期です。

鼻の下

30代女性 / 術後3か月

手術担当:臼井医師

右鼻下母斑摘出 治療前

治療前

右鼻下母斑摘出 術後3か月

術後3か月

鼻のすぐ下で鼻と接する母斑を摘出しました。

傷跡は、分かりにくいかもしれませんが、上口唇から鼻が立ち上がるライン上にあります。摘出した母斑の直径くらいの長さで傷が少し幅広くなっていて、白みがかった薄いピンク色に見えています。

上眼瞼

50代男性 / 術後10日

手術担当:臼井医師

左上眼瞼軟性線維腫摘出 治療前

治療前

左上眼瞼軟性線維腫摘出 術後10日

術後10日

左上眼瞼軟性線維腫摘出 治療前

治療前

左上眼瞼軟性線維腫摘出 術後10日

術後10日

上まぶたの、まつ毛と二重ラインの間にある軟性線維腫を摘出しました。

周囲の皮膚にゆとりがあり、まつ毛からも十分に離れていたため、比較的小さな侵襲で摘出することができ、術後の回復も早かった症例です。

下眼瞼の縁

60代女性 / 術後2週間

手術担当:臼井医師

下眼瞼瞼縁脂漏性角化症摘出 治療前

治療前

下眼瞼瞼縁脂漏性角化症摘出 術後2週間

術後2週間

下まぶたの縁、まつ毛の生えている部分の脂漏性角化症を摘出しました。

できものの左右のまぶたのラインが自然につながるように留意して手術しています。また、瘢痕部のまつ毛の脱毛が術後のリスクとなります。

術後は、縫合糸が目に当たらないように、わざと結び目を長く残して、抜糸までの間、頬にテープで固定してお過ごしいただきます。

腰部

50代男性 / 術後4か月

手術担当:臼井医師

腰部脂肪腫摘出 治療前

治療前

腰部脂肪腫摘出 術後4か月

術後4か月

皮下の比較的浅い部分に生じた脂肪腫を摘出しました。

下床に広い範囲で固着しており、剥離した範囲が広くなったため、術後出血を防ぐ目的でドレーンを留置し、2日後に抜去しています。

そのため、通常より術後通院が1回多くなっています。

術後4か月では、やや幅のある瘢痕となっており、色素沈着とごく軽い赤みが残っています。通常、このような色味は時間とともに徐々に薄くなっていきます。

傷跡について

皮膚を切開して摘出する手術では、 傷跡を完全になくすことはできません。

手術直後からしばらくは、 赤み、硬さ、色素沈着などが目立つことがあります。 その後、数か月から一年程度かけて徐々に落ち着いていきます。

できものの大きさ

大きなできものほど、 必要な切開や縫合の範囲も大きくなります。

手術する部位

顔、まぶた、体幹など、 部位によって皮膚の厚みや張力が異なります。

皮膚の張力・体質

傷にかかる力や体質によって、 傷跡の幅、赤み、盛り上がり方には個人差があります。

当院では、 できものを確実に取り除くことと、 術後の傷跡をできるだけ目立ちにくくすることの両方を考えて 手術を計画します。

当院で診療している「できもの」の例

以下は、 どのような「できもの」が診療対象になるのかを イメージしていただくための一例です。

※写真と似ていても同じ病気とは限りません。 見た目だけで診断することはできませんので、 気になるできものがある場合は診察で確認します。

※医学的な治療の必要性がある場合、 原則として健康保険適用で摘出手術の対象となります。

母斑(ほくろ)

小さなものはいわゆる「ほくろ」です。 特に小さいものは 炭酸ガスレーザー で焼灼します(自費診療)。 ある程度大きいものは切除することになります。

さまざまなタイプがあり、 色調、形状、大きさはいずれもさまざまです。

以下は、病理組織学的に診断がついている症例です。 横にスライドするとご覧いただけます。

母斑

母斑

母斑

母斑

母斑

母斑

母斑

母斑

母斑

母斑

母斑

母斑

母斑

母斑

母斑

母斑

母斑

母斑

母斑

母斑

母斑

母斑

母斑

母斑

母斑

母斑

母斑

母斑

母斑

母斑

母斑

母斑

母斑

母斑

母斑

母斑

脂漏性角化症

いわゆる「イボ」の一つで、 年齢とともに増えてくることが多い、ありふれた良性のできものです。

炭酸ガスレーザー で治療する(自費診療)ことが多いですが、 母斑や皮膚癌などと紛らわしい場合や、 厚みが強い場合には切除を検討します。

尋常性疣贅

ウイルス性の、いわゆる「イボ」です。

液体窒素療法(当院対応不可・保険診療)、 炭酸ガスレーザー (自費診療)、 外科的切除(保険診療)などで治療します。

再発することがあり、 治療に時間がかかる場合があります。

粉瘤

皮下のできものの中で、特にありふれたものの一つです。

ドーム状に盛り上がり、大きさは数mmから数cmまでさまざまです。 「脂肪のかたまり」と表現されることもありますが、実際には皮膚の下に袋状のできものがあります。

ときどき袋の壁が皮下で破れ、強い炎症を起こすことがあります。 元の大きさの数倍まで腫れ、強い痛みを伴う場合もあります。 かなり嫌な思いをすることが多いので、そうなる前に摘出手術を受けた方が良いと考えています。

粉瘤

粉瘤(炎症なし)

以下は粉瘤が炎症を起こした状態です。 右側はさらに皮膚が破れて自潰しています。

炎症性粉瘤

粉瘤(炎症)

自潰した炎症性粉瘤

粉瘤(炎症・自潰)

石灰化上皮腫

若年者の皮下にできる、比較的ありふれた良性のできものです。皮膚の下に表面がごつごつした「コイン」や「ボタン電池」を触れているように感じることが多いです。

脂肪腫

皮下や筋肉内などにできる、比較的ありふれた良性のできものです。

皮膚表面には通常何も変化がなく、少し盛り上がっているか、あるいは全く平坦で触ると分かるだけ、などで、ゴムボールのように軟らかいできものです。

通常は痛みを伴いませんが、 血管脂肪腫などでは圧痛を伴う場合があります。

大きいものや深い部位にあるものなどでは、 より詳しい画像検査や専門施設での治療が必要になることがあります。 全身麻酔が必要となる場合は当院では対応できません。

肘の脂肪腫

脂肪腫(肘)

眼瞼黄色腫

まぶたにできる、 少し盛り上がった薄黄色のできものです。

左右およそ対称に、 目頭寄りに生じることが多いですが、 外側まで広がる場合もあります。

大きく広がると、 まぶたの動きに影響する場合があります。

眼瞼黄色腫

眼瞼黄色腫(小さい)

開瞼障害を伴う眼瞼黄色腫

眼瞼黄色腫(開眼障害を伴う)

脂腺母斑

生まれつきみられ、頭部に多い母斑です。

生まれた時は円形脱毛症のようで、成長に伴ってしだいに盛り上がってきていぼ状になり、思春期以降にさまざまな皮膚腫瘍を発生します(あるいは変化する)。その中には皮膚癌を発生する場合もあるため、切除が望ましい母斑の一つとされています。

下の写真は10代前半でいぼ状になっている状態です。

脂腺母斑

脂腺母斑

青色母斑

青色から青黒色に見えることがあり、一般的なほくろとは少し違う印象の母斑です。

悪性化することがあるとされているため、切除または経過観察をお勧めしています。

上口唇の青色母斑

青色母斑(上口唇)

手関節の青色母斑

青色母斑(手関節)

皮膚癌が疑われる場合

皮膚に生じる悪性腫瘍には、 基底細胞癌、有棘細胞癌、悪性黒色腫などがあります。

急に大きくなる、 形や色が不規則である、 出血を繰り返すなどが手がかりになることがありますが、 見た目だけでは判断しにくいこともあります。

当院では、 近隣の皮膚科などで皮膚癌と診断され、 手術目的でご紹介いただく場合があります。

悪性腫瘍では、 十分な範囲を含めて切除する必要があるため、 単純に傷を縫い閉じることができず、 植皮や皮弁などが必要になる場合があります。

病変の大きさや部位、必要な手術内容によっては、 より専門的な治療が可能な医療機関をご案内します。

手術のリスク・合併症

皮膚腫瘍の切除手術では、 腫れ、内出血、傷跡などが生じます。

  • 腫れ・内出血
  • 出血・血腫
  • 感染
  • 傷跡・色素沈着
  • 肥厚性瘢痕・ケロイド
  • 傷口が開くこと
  • 感覚低下・しびれ
  • できものの再発
  • 病理結果によって追加治療が必要になる場合
リスクについて詳しく見る
腫れ・内出血
手術部位の周囲に一時的な腫れや内出血が生じることがあります。
出血・血腫
術後に出血し、皮膚の下に血液がたまることがあります。 手術内容によってはドレーンを留置する場合があります。
感染
稀に傷口に感染を生じることがあります。 状態に応じて抗菌薬などで治療します。
傷跡
切開した部位には傷跡が残ります。 赤みや硬さ、色素沈着は時間とともに改善することが多いですが、 傷跡の目立ち方には個人差があります。
肥厚性瘢痕・ケロイド
体質や部位によっては、 傷が赤く盛り上がって目立つ場合があります。
創離開
傷に強い力がかかった場合などに、 縫合した傷が開くことがあります。
感覚低下・しびれ
手術部位周囲の感覚が一時的に鈍くなったり、 しびれを感じる場合があります。
再発
できものの種類によっては、 摘出後に再発する場合があります。
追加治療
病理組織検査の結果によっては、 追加切除や他院での専門的な治療が必要となる場合があります。

手術前後の注意点

  • 手術後数日は、 熱いお風呂、飲酒、激しい運動などは控え、 なるべく安静にしてください。
  • 術後の腫れや内出血を抑えるため、 手術後1~2日程度はガーゼの上から傷口を冷やしてください。
  • 手術翌日に傷口の状態を確認します。
  • 抜糸は1週間後のことが多いですが、 手術部位によっては2~4週間後となる場合があります。

痛みについて

手術は局所麻酔で行います。

術後は、予想される痛みの程度に合わせて 内服の痛み止めを処方します。

小さなできものの摘出手術では、 痛み止めの内服で痛みをコントロールできることが多く、 手術翌日には痛み止めが不要になる方も多くいらっしゃいます。

よくあるご質問

できものは健康保険で取れますか?

出血する、引っかかる、痛みがある、 大きくなっている、悪性の可能性を確認する必要があるなど、 医学的な治療の必要性がある場合は、 原則として健康保険の対象になります。

見た目を良くすることだけが目的の場合は、 自費診療となります。

初診の日にそのまま手術できますか?

原則として、 初診では診察、手術方法の説明、術前検査などを行い、 手術は別日に予定します。

レーザーと切除はどう選びますか?

できものの種類、大きさ、深さ、 病理組織検査の必要性などを考えて判断します。

小さな表在性のできものではレーザーが適する場合があり、 ある程度大きいものや皮下にあるもの、 組織をきちんと調べる必要があるものでは 切除を選択することがあります。

摘出したできものは検査しますか?

必要に応じて病理組織検査に提出し、 顕微鏡で組織を確認します。

傷跡は残りますか?

皮膚を切開する手術ですので、 傷跡を完全になくすことはできません。

手術直後は赤みや硬さが目立ちますが、 多くは数か月から一年程度かけて徐々に落ち着いていきます。

傷跡の目立ちやすさは、 手術部位、大きさ、皮膚の張力、体質などによって異なります。

悪性だった場合はどうなりますか?

病理組織検査で悪性腫瘍が判明した場合や、 追加治療が必要と判断した場合は、 必要な追加切除を検討するか、 適切な専門医療機関をご案内します。

大きな粉瘤や脂肪腫も手術できますか?

大きさだけでなく、 深さ、できている部位、 周囲組織との関係などによって判断します。

局所麻酔の日帰り手術で安全に対応できる範囲であれば 当院で手術できますが、 全身麻酔やより専門的な設備が必要な場合は他院をご案内します。

手術の対象か分からなくても受診できますか?

はい。

「これは取った方がよいのか」 「レーザーと手術のどちらがよいのか」 という段階でもご相談ください。

診察でできものの状態を確認し、 適した方法をご案内します。

ご相談・受診について

「これが手術の対象なのか分からない」 という段階でもご相談ください。

医師ができものの種類、大きさ、部位などを診察し、 経過観察、レーザー、切除手術などから 適した治療方法をご案内します。

※ 治療内容・経過には個人差があります。

※ 診察の結果、当院での手術をお勧めしない場合があります。

※ 看護師による無料事前カウンセリングも承っております。

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本日休診 (診療日:月~土)

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