化粧品と肌トラブル

 肌を美しく整えるために使っている化粧品ですが、使い方を間違えると健康な肌の人でも赤くなる・ほてる・痒みが出る・ぶつぶつが出る…

といった肌トラブルが起こることがあります。

 たとえば、洗浄力の強い化粧石鹸で洗顔した際に、肌に残った石鹸成分や、洗髪時のシャンプー液やリンス液のすすぎが不十分だった場合などに、成分が顔や首の皮膚に作用して、かぶれを引き起こすことがあります。

この原因として、化粧品が肌に合わないということが考えられます。

化粧品の注意書きには必ず「お肌に合わない場合は、ご使用をお止めください」と添えられていますので、肌トラブルが重症化する前にすぐに中止しましょう。

また、不安な時には使用前に化粧品との相性を調べる方法もあるので、知っておくとよいでしょう。

かぶれ:肌荒れといわれる状態は、普通の湿疹やアトピー性皮膚炎なども考えられるので、自己判断は禁物です。何が原因かつきとめ、その原因に近づかないようにするのが重要です。

もし思い当たることがあれば、使用をいったん中止し、皮膚科専門医に診断してもらうようにしましょう。

かぶれたと思ったら?

肌が突然赤くなったり、ヒリヒリするなどのサインが出たら、その原因を特定することが大切です。

原因がわかったら、自分から避けることが可能になり、悪化を防げます。

原因①  肌が何かしらに触れた刺激によるもの

刺激の強いものに触れると、誰でも起こる可能性があります。
体調や季節の影響で、肌のバリア機能が低下していると敏感になることも。

アルコールが触れると肌がピリピリ、赤くなる、いつもの化粧品がヒリついたなど…

原因②  体質からくるアレルギーによるもの

肌の状態に関係なく、特定の成分に反応が起きてしまうもの。
身体のどの部分でも反応が起こります。

小麦・乳・そば・卵・落花生などの食物アレルギー、花粉、大気汚染、化学物質、金属、ハウスダストなど人によりさまざまな原因物質が考えられます。

原因③  実は汚い!パフやブラシ達

毎日使っている、パフやブラシが原因で肌荒れを引き起こしている可能性もあるのです!

目に見えない汚れやほこり、雑菌が付着していて汚く、肌トラブルを引き起こす原因になります。定期的に洗浄し乾燥させ、雑菌が繁殖しないように清潔に保つようにしましょう。

これらが原因で、肌トラブルを引き起こしている可能性があります。

 もちろん、他にもホルモンバランスの乱れや、生活習慣などによってトラブル状況は変わりますが、これらを少しづつ見直す事によって、肌トラブルが改善するかもしれません。

少しでも健やかな肌を保てるようにしていきましょう!

どうぞお気軽にご相談ください!

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ベースメイクアップ化粧品について

 

化粧下地・ファンデーション・パウダー類のことを指し、肌の色や質感を変え、肌のきめを整え紫外線から肌を守ります。

化粧下地(仕上がりを左右するので手抜きはNG!!)

①キメや毛穴などをカバーして、メイクのノリやモチをよくする働きがあります。

②色補正効果…くすみを軽減し肌色を明るく整える効果があります。

③光効果…光沢やツヤで顔の立体感やメリハリを出します。

④UVカット効果…UVカット剤を配合。日焼け止めと処方が似ており、日焼け止めを化粧下地として使う場合もあります。

顔色を整えるコントロールカラー

目の下のクマや色濃いシミ、そばかす、頬や小鼻わきの赤み、全体的な肌の黄みやくすみなど、様々な肌の色むらを整えるのがコントロールカラーです。

さらっとしたタイプから、しっとりクリーム状のものまで様々。

季節ごとに、肌のコンディションに合わせて使い分けても良いですね!

ピンク:淡いピンクは血色の良い肌色を素早く再現。柔らかな肌感触を思わせる仕上がりは、色白肌ほど効果的。

イエロー:肌のくすみや色沈みを明るくカバーして、健康的なスキントーンに微調整。黄み系の肌にも浮かない万能色。

グリーン:赤ら顔など、頬やニキビ跡の赤みを相殺するのがグリーン。赤みが気になるところにだけポイントで使用。

オレンジ:くすみ感がより強い、ダークな茶ぐすみ系の悩みに効果を発揮。クマやたるみなどの影色消しにも有効。

パープル:肌に澄んだ透明感をまとわせ、エレガントに見せるカラー。黄ぐすみしがちな肌色の黄みを抑える働きも。

★☆★きれいな肌のキーアイテム★☆★

毎日のメイクに、少し知識を追加してみてくださいね♡

お肌のご相談だけでも、是非お気軽にお立ち寄りください。

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~汗とニオイ~

毎年、気温と湿度が高くなってくると、憂鬱になるのが汗とニオイ

汗にまつわる悩みは様々ですが、暑い時に汗をかいて体温調節をするシステムは、私達が生きていくのに必要な機能の一つです。

汗は、自分で意識してかくものではありません。

気温が上昇した時や、運動して体温が高くなった時には、脳から皮膚に分布している”汗腺”に汗を出すよう指令が出されます。

また、緊張した時や気持ちが高ぶった時にも汗をかくことがあります。

☆2種類の汗腺から分泌される汗の仕組み☆

ほぼ全身の皮膚に分布する”エクリン腺”からは、主として体温を調節するための汗が分泌されます。この汗は透明で無臭ですが、何らかの原因で全身、あるいは局所的に汗の量が増えてしまうのが多汗症です。体の様々な場所に起こりますが発病のメカニズムは解明されていません。多汗症は生活の質とメンタル面に深刻な問題が生じます。

エクリン腺から分泌された無臭の汗も、皮膚の表面の垢や皮脂、ホコリなどと混じり合い、細菌によって分解されると、汗くさいニオイを発します。

一方ワキの下など、限られた場所に分布する”アポクリン腺”から分泌される汗は、タンパク質や脂肪酸などを含んで白濁しており、細菌によって分解されると独特の強いニオイを放つことがあります。

これがワキの下で起こるのが“腋臭症”(ワキガ)です。

☆欧米では体臭も個性/日本人は消臭志向☆

汗やニオイの悩みには、多くの人は市販の制汗剤やデオドラント剤、ワキ汗パットなどで対処していると思います。

ニオイの問題に関しては、日本人特有のとらえ方が根強く定着しています。

欧米では”体臭は自分の個性だから香水を使って更に魅力を強調しよう”という発想が主流ですが、日本では”何とかしてニオイを消したい”と考えるため、悩みが深くなるのです。

日本人はニオイに過敏で、ニオイに嫌悪感があったり、強い香水をつけた人に”香害だ”と顔をしかめることも。

体臭については、人種による違いもあります。

欧米人の場合、70%~80%の人に腋臭症がありますが、日本人では15%~20%しかいないため気にしてしまうのです。

汗が、仕事や恋愛を含む人間関係の構築に大きく影響することも事実なのです。

汗の問題に困っている人は沢山いるのに、美容皮膚科で相談できることはあまり知られていません。

当院では、ボトックスを皮下に注射することで発汗を抑えることができます。

汗にお困りでしたら、どうぞお気軽にご相談ください。

~足のむくみ~

 人間の身体は、心臓から血液が全身の細胞へ動脈を使って酸素や栄養分を届けるために送り届けると同時に細胞から排出された二酸化炭素や老廃物を回収して、静脈を使って心臓に血液を戻します。

 この流れの中で、足を流れ心臓に戻る血液は、重力に逆らって心臓に戻らなくてはなりません。そこで血液を戻すためのポンプの役割を果たすのがふくらはぎの筋肉なのです。

人間の下半身には全体の70%もの血液が集まっていて、ふくらはぎの筋肉が動くことで血液を心臓に戻します。つまり血液を心臓に戻すには、ふくらはぎの筋肉を伸び縮みさせる必要があります。これがなんらかの理由でうまくいかなくなるとふくらはぎで血液が停滞して足がむくみます。

<むくみの原因>…生活習慣が原因のもの

長時間同じ姿勢でいる

 立ち仕事やデスクワークなど、ずっと同じ姿勢の状態でいると、ふくらはぎの動きが少なくなり、筋肉の収縮作用によるポンプ機能がうまく働かなくなってしまいます。その結果、足の血液が心臓に戻りにくくなり、うっ滞してむくみに繋がります。

過度なダイエット

 タンパク質、ビタミン、ミネラルが不足するような無理なダイエットは、血行の悪化と筋力の低下を招き、足のむくみの原因になります。

運動不足

 運動不足によってふくらはぎの筋肉が衰えると、ポンプ機能が低下し、足の血液を心臓へ送り戻す効率が悪くなります。

塩分の取りすぎ

 味の濃い、塩分の高い食べ物を摂りすぎるとむくみの原因となります。塩分には水分を抱え込む性質があり、余分な水分をうまく排出できなくなり体の中に溜まってしまいます。

体温調節不足

 空調が整い温度の変化が少ない室内で1日中過ごすなどすると、自律神経の働きが低下して水分の代謝が低下し、むくみの原因となります。

冷え

 体の冷えは血行不良によるもので、足の毛細血管まで血液が循環しなくなります。そのため血液やリンパの流れが滞ってしまい、むくみにつながるのです。

飲み過ぎ

 アルコールは血管内脱水の作用があるため、飲みすぎると体の水分が失われ、血液濃度が高くなります。体は危険を回避するために血管内に水分を取り込み、血液濃度を低くしようとします。この時に取り込んだ水分の一部がむくみとなります。

女性特有のむくみ

 女性は男性よりも筋肉量が少ないため、足がむくみやすい傾向にあります。筋肉量が男性に比べ少ない女性は、心臓に向かって血液を押し戻す働きが弱いのです。また、妊娠や生理など、ホルモンの影響でむくみが出やすいと言えるでしょう。

 慢性的なむくみは、病気が原因の場合も! たかがむくみと思わず、むくみを感じたらその都度解消してあげることが大切です。

<むくみによる悪影響>

実はむくみは、しみ・たるみの原因にもなるのです!むくみによるしわ、たるみは、真皮の下にあるコラーゲンなどの弾力繊維を、むくみの影響で伸ばしてしまい、たるみやしわなどになってしまう場合があります。

<むくみ対策・解消法>

むくみを解消し予防するには、むくみやすい生活を改善することが必要です。予防をすることで、もしむくんでしまっても、その程度を和らげることができます。

当院では、新たにフットマッサージをメニューに追加いたしました。

温かいフットバスで冷えを解消し、オイルマッサージでむくみを改善していきます。

いつものエステ時に追加はもちろん、お仕事帰りやお買い物帰りにも

是非お気軽にお立ち寄りくださいませ。

フットマッサージ(膝下):約30分 ¥4,180(税込)

美肌の為の洗顔方法

スキンケアの基本中の基本となる洗顔。
しかしこの毎日の洗顔、自己流の方も多いのではないでしょうか?
毎日行う事だからこそ、間違った方法だとお肌のバリア機能の低下を招き、トラブルの原因になる事も・・・
そこで今回は、意外と知られていない洗顔の仕方をご紹介します。

洗顔イラスト/無料イラストなら「イラストAC」

洗顔の役割


朝は寝ている間に分泌された皮脂や汗を、夜は皮脂や汗だけでなく、日中についたホコリや花粉、メイクなどを落とし、清潔な肌へと導きます。
皮脂はそのままにしておくと酸化し、黒ずみの原因にもつながります。
また、汗やホコリは水でも落ちますが、夜に塗ったクリームや皮脂は洗顔料を使用しなければ落とす事ができません。
更に、メイクや日焼け止めなどの油性の汚れを落とすには通常の洗顔とは別に、クレンジングが必要となります。

正しい洗顔の手順

white plastic pump bottle beside pink tulips and gray towel

1、手を洗う
まずは手を洗い、汚れを落とします。
汚れや油分がついていると、洗顔料が泡立たない事も。
また、手には雑菌が付着している事もあるので、お顔に移さない為にも洗顔前はしっかりと手を洗いましょう。

persons feet on white bathtub

2、クレンジング
メイクをしている際にはクレンジングが必要です。
クレンジング剤にはクリーム、ジェル、オイルなど色々なタイプがあり、洗浄力の弱いものから強いものまで様々です。
例えば、濃いメイクをしているのに洗浄力の弱いものを使用し、ゴシゴシこすってしまうと肌トラブルの原因にも。
濃いアイメイクの時はポイントメイクリムーバーを使用するのもお勧めです。
クレンジング剤はその時の肌状態やメイクの濃さで変えるといいでしょう。
乾燥肌や敏感肌の方、薄いメイクの時は、潤いを取り除き過ぎないダブル洗顔不要の物を使用するのもお勧めです。

Makeup Brushes, Makeup, Brushes, Cosmetics, Eye Shadow


3、洗顔料を泡立てる
洗顔料に水を加え、空気を含んだキメ細かいたっぷりの泡を作ります。
逆さまにした時に、手の平から落ちない程度の泡がベストです。
たっぷり泡立てることで摩擦がおきにくく、汚れも落ちやすくなります。
泡立てネットなどを使用すると、簡単にキメ細かいたっぷりの泡を作る事ができるのでお勧めです。

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4、まずはTゾーンから
はじめに皮脂分泌の活発なTゾーンから泡を乗せ、洗い始めます。
その後、頬、目元と順に優しくなじませていきます。
泡をクッションにするようにして指が肌に触れないように洗いましょう。
ここで注意したいのが、決してこすらないという事。
肌に摩擦が生じる事によって、くすみやたるみなどの原因となってしまいます。
また、刺激を与え続けると肌自体も硬くごわつき、毛穴も目立ちやすくなるのです。

tゾーンイラスト/無料イラストなら「イラストAC」

5、すすぎは短時間で
すすぎはぬるま湯で短時間、かつ丁寧に洗い流します。
髪の生え際やフェイスラインなど、泡の残りやすい部分もチェックしながらすすぎましょう。
お湯の温度は熱いと乾燥を招き、肌への負担となってしまうので要注意!
洗い終わったら清潔な柔らかいタオルで優しくおさえながら水分を拭き取っていきます。
この時もゴシゴシと拭き取るのではなく、ポンポンと軽くおさえる様にします。

folded towels near potted plants

6、洗い終わったらすぐに保湿を
水分を拭き取ったらすぐにスキンケアにうつりましょう。
洗顔中は肌の潤いを守る保湿因子が流出してしまう為、タオルドライ後に時間をおいてしまうと乾燥が加速してしまいます。
すぐに化粧水や乳液、クリームなどで、水分と油分を補いましょう。

three white bottles

まとめ

ご自身の洗顔方法と比べていかがでしたか?
普段の洗顔やクレンジングを見直すだけで、くすみや乾燥肌、ニキビや毛穴などの肌悩みが改善する事も。
毎日の習慣が肌質にも影響を与えるので、肌への負担は可能な限り抑えましょう。
保湿などのスキンケアももちろん大切ですが、まずは今日から正しい洗顔を始めてみてはいかがですか?

正しい日焼け止めの選び方

まだまだ残暑が厳しく紫外線が強いこの時期…

日焼け止めは何を基準に選んでいますか?

紫外線が肌にダメージを与えるという事は、ご存じの方も多いかと思います。

紫外線は、体内でビタミンDを生成し、健康を維持させる働きがあるため、ある程度浴びることが必要なのですが、紫外線の浴びすぎはシミやシワなどの原因になってしまいます。

なんと自然老化の約80%がUV-Aダメージによると言われています!!!(20%は加齢)

肌をすぐに黒くするのはUV-Aの影響

UV-A

日差しを浴びた後、「肌をすぐに黒くする」紫外線のこと。これがメラニン色素をつくる色素細胞(メラノサイト)を刺激することで、メラニンが生成されて色素沈着が起こります。

実はこの「肌をすぐに黒くする」という反応は、紫外線が皮膚の奥深くまで浸透してしまうことから守ろうと、体内でメラニン色素が働くことによって起こる「皮膚の防衛反応」。UV-Aは30〜50%が表皮を通過して真皮に到達し、真皮にある弾性繊維を破壊するため、それが肌のハリなどに影響を及ぼし、シワやたるみなど肌の「光老化」へとつながってしまうのです。

肌に炎症を引き起こすのはUV-B

UV-B

「肌に炎症を起こさせる」紫外線のことで、肌がヒリヒリするやけどのような状態になります。すべての紫外線の約5%を占めるUV-Bは主に肌表面で吸収され、UV-Aほどの「即時黒化」作用はないものの、肌色を黒くする作用があります。そのエネルギーは強く、肌が赤く炎症を起こしてしまうのです。これがシミ、そばかすなどの原因となります。

★日焼け止めは、使うシーンに合わせて適切なSPF・PA値を選ぶことが大事です。

SPF…UV-Bによって肌が赤くなるのを防いでくれる数値です。

   (数値が大きいほど防御率UP)

PA…UV-Aに対する防御率です。

    (+が多いほど効果UP)

※では、数値の大きいものを選んでおけば安心!という方もいるかと思いますが、

数値が大きいものはそれだけ肌への負担が大きいのです!

実はパッケージのSPF値だけを見て決めてしまう人が60%以上!

これが肌荒れの大きな原因の一つに!

重要なのは、汗や衣服などの摩擦で取れてしまうので、数値よりもこまめに塗り直すことが大事なのです! (約3~4時間おきに塗り直すよう心がけましょう)

当院では厳選された日焼け止めを取り扱っております。

試供品もございますので、是非お気軽にお問合せ下さい。

美容効果を高める入浴方法

一日の疲れた体と心を癒すバスタイム。
仕事や子育てなどで忙しい方はゆっくりと湯船に浸かる時間が無かったり、夏場など気温の高い時期はシャワーですませてしまっている方も多いのではないでしょうか?
しかし湯船に浸かる事で、実に様々なメリットがあるのです。
そこで今回のコラムは、健康的にキレイになれる入浴方法をご紹介していきます。

入浴によって得られる効果

まずは入浴によって得られる3つの健康的効果についてです。この3つの効果によって、シャワーでは得られない様々な効果があります。

1.温熱作用による血流促進
身体を温めて血流を良くする事で、新陳代謝が活性化し疲れがとれます。
また、老廃物の除去やコリがほぐれるなどの効果もありますが、シャワーだけでは効果は減少してしまいます。

2.浮力作用によるリラックス効果
浮力が働くと体重が約10分の1となり、体が軽くなります。
すると、体重を支えている関節や筋肉へかかる負荷が軽減され、緊張がほぐれてリラックス効果が高まります。

3.静水圧作用によるむくみの改善
お風呂に全身浸かると、ウエストのサイズが3~5cm細くなるともいわれる程体に圧力がかかります。
それにより下半身に溜まった血液が心臓へと戻っていき、血液やリンパの循環を促進、むくみ解消にも繋がります。

意外と知らない⁈正しい入浴のしかた

正しく入浴をする事によって様々なメリットはありますが、間違った入浴は健康面でのデメリットやお肌のトラブルを引き起こす事も。
あなたの入浴のしかたは間違っていませんか?

最適なお湯の温度とは?
お湯の温度が高すぎると、交感神経を刺激し興奮状態となり、血圧が上昇してしまいます。
38~40度の低めの温度は体をじっくりと温め副交感神経が優位になる為、リラックス効果が得られ、質の良い睡眠にも繋がります。
質の良い睡眠は美肌に関わる成長ホルモンの分泌を促します。

半身浴より全身浴
入浴によって得られる血流促進、むくみ改善効果などは、全身浴をする事で得られるものなので、シャワーや半身浴ではそこまでの効果は得られません。
きちんと全身浴をする事でしっかりとカラダを温め、疲れをとることができるのです。

入浴時間に要注意!?
湯舟に長く浸かると肌がふやけ、肌表面の角層が多量の水分を吸収した状態となり、物質が浸透しやすくなります。
しかし、その状態で更に長く浸かると肌内部の保湿成分や皮脂が必要以上に奪われてしまい、結果的に乾燥してしまいます。
汗を大量にかくとダイエット効果があると思われがちですが、これは間違い!
お肌のお湯に浸かる時間はじんわりと汗が出る15分程度が良いでしょう。

一番風呂には入浴剤を
一番風呂(さら湯)に入ると肌がピリピリとしますが、これは水道水に含まれる塩素によるもので、肌の弱い方には刺激になる事も。
そこで入浴剤を入れる事により塩素を除去し、肌あたりを柔らかくします。
また、入浴剤には保温効果や保湿効果のあるものなど様々な役割があるので、その時々で使い分けるのもお勧めです。

入浴前後にはコップ1杯の水分を
入浴中は体内の水分が汗として失われる為、脱水症状を防ぐ為にも水分補給が必要です。
また、入浴前に水分をとる事によってより汗がかきやすくなり、体内の老廃物を排出する為デトックス効果もあります。

入浴中・入浴後の美容ケア

入浴中は身体が温まり、美容効果を高めるのに最適な時間。
ながら美容でお風呂時間を活用していきましょう!

入浴中のマッサージ
湯舟に浸かっている時に気になる部分をマッサージする事によって、滞った血液やリンパの流れを効率的に促す事ができます。
特に脚は冷えや立ち仕事、デスクワークなどで、老廃物が溜まりやすくむくみやすい場所。
足首からふくらはぎ、ももへと下から上へ向かって優しくマッサージするといいでしょう。

フェイスパック
入浴中のスペシャルケアとして、パックがお勧めです。
特に洗い流すタイプのパックはお風呂でそのまま流せるので扱いやすいのも魅力!
また、お風呂のスチーム効果によって毛穴が開き、柔らかくなった肌に使用することでより高い効果が期待できます。

入浴後のスキンケア
入浴後のお肌は保湿成分や皮脂が流れ出ている状態の為、急激に乾燥が進んでしまいます。
そこで、お風呂場からでたあとはまずはスキンケアを優先し、保湿をする事が重要です。

コロナ渦で家でゆっくりと過ごす事が増えたからこそ、バスタイムの過ごし方を見直してみませんか?
例えばシャンプーやトリートメント、パックなどを今までより少しだけ上質なものを選んでみたり、好きな音楽をかけてリラックスしたり…
バスタイムで疲れた体を癒すと同時に、自分磨きをして美肌を手に入れましょう!

マスクが原因で起こる肌トラブル ”マスクネ”って何!?

 新型コロナウイルス感染症による対策で、マスクを日常的につける機会が増えたことで、ニキビや肌荒れ・湿疹・かぶれなどのトラブルが増えたという方も多いのではないのでしょうか。

正しいマスクの選び方・つけ方・スキンケアで一緒に肌トラブルを無くしていきましょう!

Q、マスクを着用すると、なぜニキビが増えるのでしょうか?

①マスクによる蒸れ(吐いた息で湿度・温度が上昇)                      ②蒸れによる雑菌の繁殖(汗や皮脂もこもってしまう)                          ③物理的な擦れ(マスクによる摩擦)                         ④乾燥(マスクを外すと、内部の湿気が急激に蒸発。この際、肌内部の水分も奪われるため乾燥する)

→海外でもマスクニキビは増加!!

蒸れてマスクの下でアクネ菌が増殖しできたニキビのことを

マスク(Mask)+アクネ(Acne)=マスクネ(Maskne

という造語ができるほど!

「スキンケアをしっかりし、食生活にも気をつけているのに、ニキビができる…。。。」

そんなあなたは、‘マスクネ‘ かもしれません!

もちろんコロナウイルスに関連して、ストレスレベルが上がったことが、ニキビや肌トラブルが悪化する原因であることは間違いありませんが、マスクネはマスク下の環境が原因!

マスク下の環境を想像してみてください!

・汗や皮脂分、細菌などがマスクの下で皮膚の上に閉じ込められている。

・マスクで擦れて炎症を起こしたり、高湿度と熱によって毛穴がブロックされ、皮膚のバリア機能を破壊してしまう。(繊維などによる刺激も含む)

・マスクによって閉じ込められた、閉鎖環境と酸素不足により皮膚が正常に機能できなくなる。

・細菌の増殖を促して炎症や吹き出物につながる。

<お風呂にカビが発生しやすいことを想像してもらうと分かりやすいのではないでしょうか>

この様に、マスクを着けているだけでニキビのできる条件がそろってしますのです。

<マスクネへの対処法>

★毎日のスキンケアをおこたらない

毎日の洗顔と保湿といったスキンケアは、マスクトラブルの防止につながります。

一日を過ごした肌や、睡眠後の肌には、菌や汚れがたくさん!

洗顔・保湿をすることで、清潔で潤いのあるお肌を保ちましょう。

汗や皮脂をこまめにティッシュオフするのも効果的です。

※メイクの上からマスクをしていると、肌への負担がさらに悪化。(メイクをしたまま寝てしまうのと同じような状況)

→マスクを外したら、すぐに洗顔がベスト!清潔な肌にリセットしましょう。ただしとてもデリケートな状態なので、低刺激の洗顔料で優しく泡立てて行いましょう。

普段のスキンケア製品を、敏感肌用に変更してみるのも良いかもしれませんね!なるべく添加物やアルコールが含まれていない製品を選ぶようにしましょう。

クレンジング剤にオイルタイプを使用している人は、より肌への刺激がマイルドなクリームタイプに変更してみるのも◎

★マスクの素材を選ぶ

できるだけ摩擦が起こりにくいマスクを探しましょう。

ナイロンやポリエステル、レーヨンなどの化学繊維は避け、洗えるシルクや綿など柔らかく自然で通気性のある生地のマスクを選ぶと良いでしょう。その場合もこまめに洗濯をし清潔を保ちましょう。

不織布マスクの場合は、ガーゼを一枚挟むだけでも、負担が違います。保護剤(ワセリン)など肌に直接触れる部分の摩擦を和らげます。

★正しい装着感

心地よいフィット感なら、肌トラブルを低減できるかもしれません。きつ過ぎたり、ずれたりすると皮膚をどうしても刺激してしまいます。素材や大きさの見直しをしてみましょう。

耳のゴムが擦れて、耳の後ろに湿疹ができる場合もあります。

★エステでお肌のメンテナンス

ケミカルピーリング…不要な老廃物である角質を施術によって除去することで、肌の新陳代謝を促進する治療です。 

(当院では痛みや赤みなどの副作用が起こりにくいサリチル酸マクロゴールをピーリング剤として使用しています。)

ハイドラフェイシャル…渦巻く水流で肌を洗浄し、汚れを吸引しながら肌を優しく保湿する新しいタイプのピーリングです。

(毛穴の黒ずみ・肌のザラつき・キメ・ニキビ・くすみ)

イオン導入 …トラネキサム酸(肌荒れ予防・美白・乾燥・赤み)

       …ビタミンC (ニキビ・ハリ・シミ・抗酸化)

もしかしたらマスクネ かも!?と思った方は、是非お気軽にご相談くださいませ。

当院長によるブログも是非チェックしてみてくださいね↓

人の体もサビてしまう?

女性なら誰もがいつまでも健康で若々しく、美しい肌でいたいと思いますよね?
当院のエステでもエイジングのコースは大変人気で、エイジングケアを意識されている方は多くいらっしゃいます。

肌の老化というとシミやシワ、たるみなどのお悩みが多いと思いますが、老化の主な原因の1つとして、「酸化」というものがあります。
皆さん一度は耳にした事があるのではないでしょうか?
この酸化ですが、実は「体のサビ」とも言われているのです。

例えば鉄クギが酸化するとサビて茶色く変色し、もろくなる様に、人の体内でも同じ事が起こってしまいます。

人の体もサビる事により、老化の進行や、生活習慣病、ガンになる恐れが高くなると言われています。
更に肌の中の色々な細胞などにダメージを与える為、シミ、シワ、たるみ、くすみなど様々な肌トラブルにもつながり、老化のスピードを早めてしまいます。

原因は活性酸素

私達が生きていく上で必要不可欠な酸素ですが、呼吸で取り入れられた酸素の一部は高い酸化力を持つ「活性酸素」(フリーラジカル)となります。
この活性酸素は本来ウィルスや病原菌から体を守る為に必要なものですが、過剰になると人間の細胞を傷つけてしまいます。

また、他にも活性酸素を過剰に発生させる要因として、紫外線、パソコンやスマホなどの電子機器から発せられる電磁波(ブルーライト)、アルコール、タバコなど、私達の生活の中には活性酸素を発生させる要因が満ち溢れているのです。

紫外線は一年中降り注いでいるので、日焼け止めなどで常に対策が必要
パソコンやスマホなどのブルーライトも活性酸素を発生させる原因

こうした活性酸素の攻撃から身を守る為、私達の体内では抗酸化物質が生成されていて、活性酸素の抑制に働いています。
しかし、体内で作られる抗酸化物質も加齢と共に減少してしまいます。そこで日頃から食事やスキンケアで、常に抗酸化物質を補っていく事が重要なのです。

食事などに含まれる抗酸化作用のある栄養素

抗酸化作用を持つ栄養素を摂る事により、活性酸素の除去や無害化など、働きを抑える効果があります。では、主にどのようなものがあるかご紹介します。

ビタミンA(βカロテン)・・・ニンジン、ほうれん草、ブロッコリー、ピーマンなどの緑黄色野菜や、ウナギ、レバー、卵などに多く含まれます。

ビタミンC・・・トマト、ブロッコリー、キャベツなどの野菜や、キウイ、イチゴなどのフルーツに多く含まれます。

ビタミンE・・・アーモンド、クルミ、ゴマなどの種実類や、アボカド、カボチャ、サバ、マスなどに多く含まれます。

ポリフェノール・・・植物が光合成を行う時にできる物質の総称で、植物が持っている苦味、渋み成分です。ポリフェノールには様々な種類があり、主に赤ワインに多く含まれているレスベラトロール、お茶に含まれるカテキン、ブルーベリーに含まれるアントシアニン、チョコレートに含まれるカカオポリフェノールなどが知られています。

カロテノイド・・・カロテノイドもまた、様々な種類がありますが、代表的なものとして、鮭やエビなどに含まれる天然の赤色の色素で、強力な抗酸化力を持つアスタキサンチンがあります。その効果はビタミンCの約6000倍、ビタミンEの約1000倍とも言われています。また、トマトに多く含まれるリコピンも、高い抗酸化作用があります。

ビタミンACEは、代表的な抗酸化ビタミンであり、ビタミンエースともいわれています。また、これらのビタミンを一緒に摂ることで効率的に栄養が摂れ、相乗効果も期待できます。

緑黄色野菜は油で炒める事で吸収率がアップする

ビタミンACEや、アスタキサンチンは美容成分としても用いられていて、抗酸化以外にも細胞の正常化や、紫外線によるシミ・シワの予防や改善、コラーゲンの産生促進や、肌荒れ防止などといった様々な美容効果があります。

その他にも抗酸化作用のある美容成分として、コエンザイムQ10やフラーレンなどといったものがありますが、日々体の内側や外側の両方からこれらの抗酸化物質を補っていくことで、体のサビから身を守り、老化のスピードを緩める事ができるといえます。

当院のエステではビタミンAやビタミンCなどを使用したエイジングコースや、アスタキサンチンの美容ジェル、フラーレンの入った日焼け止めなども取り扱っております。
是非この機会にお試ししてみてはいかがでしょうか?

【Take Home Message】

・酸化は「体のサビ」で、人体の老化の主要な原因の一つ。

・抗酸化物質を食事で摂ったり美容成分として補う事で、老化に抗う事ができると考えられる。