新型コロナウイルス感染症による対策で、マスクを日常的につける機会が増えたことで、ニキビや肌荒れ・湿疹・かぶれなどのトラブルが増えたという方も多いのではないのでしょうか。
正しいマスクの選び方・つけ方・スキンケアで一緒に肌トラブルを無くしていきましょう!
Q、マスクを着用すると、なぜニキビが増えるのでしょうか?
①マスクによる蒸れ(吐いた息で湿度・温度が上昇) ②蒸れによる雑菌の繁殖(汗や皮脂もこもってしまう) ③物理的な擦れ(マスクによる摩擦) ④乾燥(マスクを外すと、内部の湿気が急激に蒸発。この際、肌内部の水分も奪われるため乾燥する)
→海外でもマスクニキビは増加!!
蒸れてマスクの下でアクネ菌が増殖しできたニキビのことを
マスク(Mask)+アクネ(Acne)=マスクネ(Maskne)
という造語ができるほど!
「スキンケアをしっかりし、食生活にも気をつけているのに、ニキビができる…。。。」
そんなあなたは、‘マスクネ‘ かもしれません!
もちろんコロナウイルスに関連して、ストレスレベルが上がったことが、ニキビや肌トラブルが悪化する原因であることは間違いありませんが、マスクネはマスク下の環境が原因!
マスク下の環境を想像してみてください!
・汗や皮脂分、細菌などがマスクの下で皮膚の上に閉じ込められている。
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・マスクで擦れて炎症を起こしたり、高湿度と熱によって毛穴がブロックされ、皮膚のバリア機能を破壊してしまう。(繊維などによる刺激も含む)
↓
・マスクによって閉じ込められた、閉鎖環境と酸素不足により皮膚が正常に機能できなくなる。
↓
・細菌の増殖を促して炎症や吹き出物につながる。
<お風呂にカビが発生しやすいことを想像してもらうと分かりやすいのではないでしょうか>
この様に、マスクを着けているだけでニキビのできる条件がそろってしますのです。
<マスクネへの対処法>
★毎日のスキンケアをおこたらない
毎日の洗顔と保湿といったスキンケアは、マスクトラブルの防止につながります。
一日を過ごした肌や、睡眠後の肌には、菌や汚れがたくさん!
洗顔・保湿をすることで、清潔で潤いのあるお肌を保ちましょう。
汗や皮脂をこまめにティッシュオフするのも効果的です。
※メイクの上からマスクをしていると、肌への負担がさらに悪化。(メイクをしたまま寝てしまうのと同じような状況)
→マスクを外したら、すぐに洗顔がベスト!清潔な肌にリセットしましょう。ただしとてもデリケートな状態なので、低刺激の洗顔料で優しく泡立てて行いましょう。
普段のスキンケア製品を、敏感肌用に変更してみるのも良いかもしれませんね!なるべく添加物やアルコールが含まれていない製品を選ぶようにしましょう。
クレンジング剤にオイルタイプを使用している人は、より肌への刺激がマイルドなクリームタイプに変更してみるのも◎
★マスクの素材を選ぶ
できるだけ摩擦が起こりにくいマスクを探しましょう。
ナイロンやポリエステル、レーヨンなどの化学繊維は避け、洗えるシルクや綿など柔らかく自然で通気性のある生地のマスクを選ぶと良いでしょう。その場合もこまめに洗濯をし清潔を保ちましょう。
不織布マスクの場合は、ガーゼを一枚挟むだけでも、負担が違います。保護剤(ワセリン)など肌に直接触れる部分の摩擦を和らげます。
★正しい装着感
心地よいフィット感なら、肌トラブルを低減できるかもしれません。きつ過ぎたり、ずれたりすると皮膚をどうしても刺激してしまいます。素材や大きさの見直しをしてみましょう。
耳のゴムが擦れて、耳の後ろに湿疹ができる場合もあります。
★エステでお肌のメンテナンス★
・ケミカルピーリング…不要な老廃物である角質を施術によって除去することで、肌の新陳代謝を促進する治療です。
(当院では痛みや赤みなどの副作用が起こりにくいサリチル酸マクロゴールをピーリング剤として使用しています。)
・ハイドラフェイシャル…渦巻く水流で肌を洗浄し、汚れを吸引しながら肌を優しく保湿する新しいタイプのピーリングです。
(毛穴の黒ずみ・肌のザラつき・キメ・ニキビ・くすみ)
・イオン導入 …トラネキサム酸(肌荒れ予防・美白・乾燥・赤み)
…ビタミンC (ニキビ・ハリ・シミ・抗酸化)
もしかしたらマスクネ かも!?と思った方は、是非お気軽にご相談くださいませ。
◎当院長によるブログも是非チェックしてみてくださいね↓