化粧品と肌トラブル

 肌を美しく整えるために使っている化粧品ですが、使い方を間違えると健康な肌の人でも赤くなる・ほてる・痒みが出る・ぶつぶつが出る…

といった肌トラブルが起こることがあります。

 たとえば、洗浄力の強い化粧石鹸で洗顔した際に、肌に残った石鹸成分や、洗髪時のシャンプー液やリンス液のすすぎが不十分だった場合などに、成分が顔や首の皮膚に作用して、かぶれを引き起こすことがあります。

この原因として、化粧品が肌に合わないということが考えられます。

化粧品の注意書きには必ず「お肌に合わない場合は、ご使用をお止めください」と添えられていますので、肌トラブルが重症化する前にすぐに中止しましょう。

また、不安な時には使用前に化粧品との相性を調べる方法もあるので、知っておくとよいでしょう。

かぶれ:肌荒れといわれる状態は、普通の湿疹やアトピー性皮膚炎なども考えられるので、自己判断は禁物です。何が原因かつきとめ、その原因に近づかないようにするのが重要です。

もし思い当たることがあれば、使用をいったん中止し、皮膚科専門医に診断してもらうようにしましょう。

かぶれたと思ったら?

肌が突然赤くなったり、ヒリヒリするなどのサインが出たら、その原因を特定することが大切です。

原因がわかったら、自分から避けることが可能になり、悪化を防げます。

原因①  肌が何かしらに触れた刺激によるもの

刺激の強いものに触れると、誰でも起こる可能性があります。
体調や季節の影響で、肌のバリア機能が低下していると敏感になることも。

アルコールが触れると肌がピリピリ、赤くなる、いつもの化粧品がヒリついたなど…

原因②  体質からくるアレルギーによるもの

肌の状態に関係なく、特定の成分に反応が起きてしまうもの。
身体のどの部分でも反応が起こります。

小麦・乳・そば・卵・落花生などの食物アレルギー、花粉、大気汚染、化学物質、金属、ハウスダストなど人によりさまざまな原因物質が考えられます。

原因③  実は汚い!パフやブラシ達

毎日使っている、パフやブラシが原因で肌荒れを引き起こしている可能性もあるのです!

目に見えない汚れやほこり、雑菌が付着していて汚く、肌トラブルを引き起こす原因になります。定期的に洗浄し乾燥させ、雑菌が繁殖しないように清潔に保つようにしましょう。

これらが原因で、肌トラブルを引き起こしている可能性があります。

 もちろん、他にもホルモンバランスの乱れや、生活習慣などによってトラブル状況は変わりますが、これらを少しづつ見直す事によって、肌トラブルが改善するかもしれません。

少しでも健やかな肌を保てるようにしていきましょう!

どうぞお気軽にご相談ください!

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肌トラブルは乾燥から始まる!?

 乾燥が気になりだすこの季節。

毎年10月頃から湿度が急激に低下し、肌から水分量が逃げてしまう状態に。

(1月~2月がピーク)

肌が乾燥すると、まず皮膚の生まれ変わりを促す仕組みであるターンオーバーに一時的な不調が起き、未熟な角質細胞がどんどん作り出されます。未熟な角質細胞は、保湿機能やバリア機能が十分に働かないため、肌の乾燥はますます進み、乾燥の悪循環に陥ってしまうのです。

この悪循環こそ肌トラブルを引き起こす大きな原因なのです

<乾燥肌の原因>

ストレス、生活習慣

冷・暖房の長時間利用による空気の乾燥

加齢による皮脂分泌量の減少

紫外線によるダメージ

紫外線が、シミ・シワや日焼けなど様々なトラブルを引き起こすことは知られていますが、何より肌の一番外側にある角質層はストレートに紫外線のダメージを受け、皮膚のバリア機能を低下させてしまいます。

間違ったスキンケア法・入浴法

ナイロンタオルなどによる洗いすぎ・擦りすぎや洗浄力の強すぎるものでの洗浄によって、皮膚のバリア機能が低下することがあります。また、42度以上の高温の湯は肌から必要な脂質を奪いバリア機能を低下させます。

ビタミンB群の不足

栄養が偏り、ビタミン類が不足すると肌に悪影響が出ます。特にビタミンB群は、肌のターンオーバーを正常に保つ働きがあり、不足するとターンオーバーが乱れバリア機能の低下に。

肌質は一生同じ!?ではありません!

 よく「自分の肌は〇〇肌」と言い切ってしまう方がいます。

ところがホルモンの影響をうけているため、年代ごとに肌質は変化します。女性の場合15歳~25歳の発達期には男性ホルモンの分泌が盛んになり、オイリーに傾きやすい傾向にあります。

26歳~35歳で水分量が減り始め、36歳~45歳頃には水分・脂質ともに減り乾燥肌になりやすくなります。

男性は女性より脂質量が多く10代~50代くらいまではほぼ一定の皮脂量が分泌される一方、水分量は女性より少ないと言われています。(※いずれも個人差あり)

乾燥肌の原因は、人それぞれ異なります。

生活習慣を見直し、乾燥によるトラブルから肌を守っていきましょう!

<当院のエステで乾燥するこの時期に特にオススメなコースのご紹介>

イオン導入(トラネキサム酸):乾燥肌に効果的で同時に気になるしみ・肝斑、肌荒れの改善も期待できるコースです。

エンビロン エッセンシャルモイスチャーケア:潤い不足による乾燥や加齢によるハリの低下が気になる方に、肌質から改善が期待できるコースです。

どうぞお気軽にご相談ください。

美肌の為の洗顔方法

スキンケアの基本中の基本となる洗顔。
しかしこの毎日の洗顔、自己流の方も多いのではないでしょうか?
毎日行う事だからこそ、間違った方法だとお肌のバリア機能の低下を招き、トラブルの原因になる事も・・・
そこで今回は、意外と知られていない洗顔の仕方をご紹介します。

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洗顔の役割


朝は寝ている間に分泌された皮脂や汗を、夜は皮脂や汗だけでなく、日中についたホコリや花粉、メイクなどを落とし、清潔な肌へと導きます。
皮脂はそのままにしておくと酸化し、黒ずみの原因にもつながります。
また、汗やホコリは水でも落ちますが、夜に塗ったクリームや皮脂は洗顔料を使用しなければ落とす事ができません。
更に、メイクや日焼け止めなどの油性の汚れを落とすには通常の洗顔とは別に、クレンジングが必要となります。

正しい洗顔の手順

white plastic pump bottle beside pink tulips and gray towel

1、手を洗う
まずは手を洗い、汚れを落とします。
汚れや油分がついていると、洗顔料が泡立たない事も。
また、手には雑菌が付着している事もあるので、お顔に移さない為にも洗顔前はしっかりと手を洗いましょう。

persons feet on white bathtub

2、クレンジング
メイクをしている際にはクレンジングが必要です。
クレンジング剤にはクリーム、ジェル、オイルなど色々なタイプがあり、洗浄力の弱いものから強いものまで様々です。
例えば、濃いメイクをしているのに洗浄力の弱いものを使用し、ゴシゴシこすってしまうと肌トラブルの原因にも。
濃いアイメイクの時はポイントメイクリムーバーを使用するのもお勧めです。
クレンジング剤はその時の肌状態やメイクの濃さで変えるといいでしょう。
乾燥肌や敏感肌の方、薄いメイクの時は、潤いを取り除き過ぎないダブル洗顔不要の物を使用するのもお勧めです。

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3、洗顔料を泡立てる
洗顔料に水を加え、空気を含んだキメ細かいたっぷりの泡を作ります。
逆さまにした時に、手の平から落ちない程度の泡がベストです。
たっぷり泡立てることで摩擦がおきにくく、汚れも落ちやすくなります。
泡立てネットなどを使用すると、簡単にキメ細かいたっぷりの泡を作る事ができるのでお勧めです。

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4、まずはTゾーンから
はじめに皮脂分泌の活発なTゾーンから泡を乗せ、洗い始めます。
その後、頬、目元と順に優しくなじませていきます。
泡をクッションにするようにして指が肌に触れないように洗いましょう。
ここで注意したいのが、決してこすらないという事。
肌に摩擦が生じる事によって、くすみやたるみなどの原因となってしまいます。
また、刺激を与え続けると肌自体も硬くごわつき、毛穴も目立ちやすくなるのです。

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5、すすぎは短時間で
すすぎはぬるま湯で短時間、かつ丁寧に洗い流します。
髪の生え際やフェイスラインなど、泡の残りやすい部分もチェックしながらすすぎましょう。
お湯の温度は熱いと乾燥を招き、肌への負担となってしまうので要注意!
洗い終わったら清潔な柔らかいタオルで優しくおさえながら水分を拭き取っていきます。
この時もゴシゴシと拭き取るのではなく、ポンポンと軽くおさえる様にします。

folded towels near potted plants

6、洗い終わったらすぐに保湿を
水分を拭き取ったらすぐにスキンケアにうつりましょう。
洗顔中は肌の潤いを守る保湿因子が流出してしまう為、タオルドライ後に時間をおいてしまうと乾燥が加速してしまいます。
すぐに化粧水や乳液、クリームなどで、水分と油分を補いましょう。

three white bottles

まとめ

ご自身の洗顔方法と比べていかがでしたか?
普段の洗顔やクレンジングを見直すだけで、くすみや乾燥肌、ニキビや毛穴などの肌悩みが改善する事も。
毎日の習慣が肌質にも影響を与えるので、肌への負担は可能な限り抑えましょう。
保湿などのスキンケアももちろん大切ですが、まずは今日から正しい洗顔を始めてみてはいかがですか?

正しい日焼け止めの選び方

まだまだ残暑が厳しく紫外線が強いこの時期…

日焼け止めは何を基準に選んでいますか?

紫外線が肌にダメージを与えるという事は、ご存じの方も多いかと思います。

紫外線は、体内でビタミンDを生成し、健康を維持させる働きがあるため、ある程度浴びることが必要なのですが、紫外線の浴びすぎはシミやシワなどの原因になってしまいます。

なんと自然老化の約80%がUV-Aダメージによると言われています!!!(20%は加齢)

肌をすぐに黒くするのはUV-Aの影響

UV-A

日差しを浴びた後、「肌をすぐに黒くする」紫外線のこと。これがメラニン色素をつくる色素細胞(メラノサイト)を刺激することで、メラニンが生成されて色素沈着が起こります。

実はこの「肌をすぐに黒くする」という反応は、紫外線が皮膚の奥深くまで浸透してしまうことから守ろうと、体内でメラニン色素が働くことによって起こる「皮膚の防衛反応」。UV-Aは30〜50%が表皮を通過して真皮に到達し、真皮にある弾性繊維を破壊するため、それが肌のハリなどに影響を及ぼし、シワやたるみなど肌の「光老化」へとつながってしまうのです。

肌に炎症を引き起こすのはUV-B

UV-B

「肌に炎症を起こさせる」紫外線のことで、肌がヒリヒリするやけどのような状態になります。すべての紫外線の約5%を占めるUV-Bは主に肌表面で吸収され、UV-Aほどの「即時黒化」作用はないものの、肌色を黒くする作用があります。そのエネルギーは強く、肌が赤く炎症を起こしてしまうのです。これがシミ、そばかすなどの原因となります。

★日焼け止めは、使うシーンに合わせて適切なSPF・PA値を選ぶことが大事です。

SPF…UV-Bによって肌が赤くなるのを防いでくれる数値です。

   (数値が大きいほど防御率UP)

PA…UV-Aに対する防御率です。

    (+が多いほど効果UP)

※では、数値の大きいものを選んでおけば安心!という方もいるかと思いますが、

数値が大きいものはそれだけ肌への負担が大きいのです!

実はパッケージのSPF値だけを見て決めてしまう人が60%以上!

これが肌荒れの大きな原因の一つに!

重要なのは、汗や衣服などの摩擦で取れてしまうので、数値よりもこまめに塗り直すことが大事なのです! (約3~4時間おきに塗り直すよう心がけましょう)

当院では厳選された日焼け止めを取り扱っております。

試供品もございますので、是非お気軽にお問合せ下さい。

マスクが原因で起こる肌トラブル ”マスクネ”って何!?

 新型コロナウイルス感染症による対策で、マスクを日常的につける機会が増えたことで、ニキビや肌荒れ・湿疹・かぶれなどのトラブルが増えたという方も多いのではないのでしょうか。

正しいマスクの選び方・つけ方・スキンケアで一緒に肌トラブルを無くしていきましょう!

Q、マスクを着用すると、なぜニキビが増えるのでしょうか?

①マスクによる蒸れ(吐いた息で湿度・温度が上昇)                      ②蒸れによる雑菌の繁殖(汗や皮脂もこもってしまう)                          ③物理的な擦れ(マスクによる摩擦)                         ④乾燥(マスクを外すと、内部の湿気が急激に蒸発。この際、肌内部の水分も奪われるため乾燥する)

→海外でもマスクニキビは増加!!

蒸れてマスクの下でアクネ菌が増殖しできたニキビのことを

マスク(Mask)+アクネ(Acne)=マスクネ(Maskne

という造語ができるほど!

「スキンケアをしっかりし、食生活にも気をつけているのに、ニキビができる…。。。」

そんなあなたは、‘マスクネ‘ かもしれません!

もちろんコロナウイルスに関連して、ストレスレベルが上がったことが、ニキビや肌トラブルが悪化する原因であることは間違いありませんが、マスクネはマスク下の環境が原因!

マスク下の環境を想像してみてください!

・汗や皮脂分、細菌などがマスクの下で皮膚の上に閉じ込められている。

・マスクで擦れて炎症を起こしたり、高湿度と熱によって毛穴がブロックされ、皮膚のバリア機能を破壊してしまう。(繊維などによる刺激も含む)

・マスクによって閉じ込められた、閉鎖環境と酸素不足により皮膚が正常に機能できなくなる。

・細菌の増殖を促して炎症や吹き出物につながる。

<お風呂にカビが発生しやすいことを想像してもらうと分かりやすいのではないでしょうか>

この様に、マスクを着けているだけでニキビのできる条件がそろってしますのです。

<マスクネへの対処法>

★毎日のスキンケアをおこたらない

毎日の洗顔と保湿といったスキンケアは、マスクトラブルの防止につながります。

一日を過ごした肌や、睡眠後の肌には、菌や汚れがたくさん!

洗顔・保湿をすることで、清潔で潤いのあるお肌を保ちましょう。

汗や皮脂をこまめにティッシュオフするのも効果的です。

※メイクの上からマスクをしていると、肌への負担がさらに悪化。(メイクをしたまま寝てしまうのと同じような状況)

→マスクを外したら、すぐに洗顔がベスト!清潔な肌にリセットしましょう。ただしとてもデリケートな状態なので、低刺激の洗顔料で優しく泡立てて行いましょう。

普段のスキンケア製品を、敏感肌用に変更してみるのも良いかもしれませんね!なるべく添加物やアルコールが含まれていない製品を選ぶようにしましょう。

クレンジング剤にオイルタイプを使用している人は、より肌への刺激がマイルドなクリームタイプに変更してみるのも◎

★マスクの素材を選ぶ

できるだけ摩擦が起こりにくいマスクを探しましょう。

ナイロンやポリエステル、レーヨンなどの化学繊維は避け、洗えるシルクや綿など柔らかく自然で通気性のある生地のマスクを選ぶと良いでしょう。その場合もこまめに洗濯をし清潔を保ちましょう。

不織布マスクの場合は、ガーゼを一枚挟むだけでも、負担が違います。保護剤(ワセリン)など肌に直接触れる部分の摩擦を和らげます。

★正しい装着感

心地よいフィット感なら、肌トラブルを低減できるかもしれません。きつ過ぎたり、ずれたりすると皮膚をどうしても刺激してしまいます。素材や大きさの見直しをしてみましょう。

耳のゴムが擦れて、耳の後ろに湿疹ができる場合もあります。

★エステでお肌のメンテナンス

ケミカルピーリング…不要な老廃物である角質を施術によって除去することで、肌の新陳代謝を促進する治療です。 

(当院では痛みや赤みなどの副作用が起こりにくいサリチル酸マクロゴールをピーリング剤として使用しています。)

ハイドラフェイシャル…渦巻く水流で肌を洗浄し、汚れを吸引しながら肌を優しく保湿する新しいタイプのピーリングです。

(毛穴の黒ずみ・肌のザラつき・キメ・ニキビ・くすみ)

イオン導入 …トラネキサム酸(肌荒れ予防・美白・乾燥・赤み)

       …ビタミンC (ニキビ・ハリ・シミ・抗酸化)

もしかしたらマスクネ かも!?と思った方は、是非お気軽にご相談くださいませ。

当院長によるブログも是非チェックしてみてくださいね↓