正しい日焼け止めの選び方

まだまだ残暑が厳しく紫外線が強いこの時期…

日焼け止めは何を基準に選んでいますか?

紫外線が肌にダメージを与えるという事は、ご存じの方も多いかと思います。

紫外線は、体内でビタミンDを生成し、健康を維持させる働きがあるため、ある程度浴びることが必要なのですが、紫外線の浴びすぎはシミやシワなどの原因になってしまいます。

なんと自然老化の約80%がUV-Aダメージによると言われています!!!(20%は加齢)

肌をすぐに黒くするのはUV-Aの影響

UV-A

日差しを浴びた後、「肌をすぐに黒くする」紫外線のこと。これがメラニン色素をつくる色素細胞(メラノサイト)を刺激することで、メラニンが生成されて色素沈着が起こります。

実はこの「肌をすぐに黒くする」という反応は、紫外線が皮膚の奥深くまで浸透してしまうことから守ろうと、体内でメラニン色素が働くことによって起こる「皮膚の防衛反応」。UV-Aは30〜50%が表皮を通過して真皮に到達し、真皮にある弾性繊維を破壊するため、それが肌のハリなどに影響を及ぼし、シワやたるみなど肌の「光老化」へとつながってしまうのです。

肌に炎症を引き起こすのはUV-B

UV-B

「肌に炎症を起こさせる」紫外線のことで、肌がヒリヒリするやけどのような状態になります。すべての紫外線の約5%を占めるUV-Bは主に肌表面で吸収され、UV-Aほどの「即時黒化」作用はないものの、肌色を黒くする作用があります。そのエネルギーは強く、肌が赤く炎症を起こしてしまうのです。これがシミ、そばかすなどの原因となります。

★日焼け止めは、使うシーンに合わせて適切なSPF・PA値を選ぶことが大事です。

SPF…UV-Bによって肌が赤くなるのを防いでくれる数値です。

   (数値が大きいほど防御率UP)

PA…UV-Aに対する防御率です。

    (+が多いほど効果UP)

※では、数値の大きいものを選んでおけば安心!という方もいるかと思いますが、

数値が大きいものはそれだけ肌への負担が大きいのです!

実はパッケージのSPF値だけを見て決めてしまう人が60%以上!

これが肌荒れの大きな原因の一つに!

重要なのは、汗や衣服などの摩擦で取れてしまうので、数値よりもこまめに塗り直すことが大事なのです! (約3~4時間おきに塗り直すよう心がけましょう)

当院では厳選された日焼け止めを取り扱っております。

試供品もございますので、是非お気軽にお問合せ下さい。

人の体もサビてしまう?

女性なら誰もがいつまでも健康で若々しく、美しい肌でいたいと思いますよね?
当院のエステでもエイジングのコースは大変人気で、エイジングケアを意識されている方は多くいらっしゃいます。

肌の老化というとシミやシワ、たるみなどのお悩みが多いと思いますが、老化の主な原因の1つとして、「酸化」というものがあります。
皆さん一度は耳にした事があるのではないでしょうか?
この酸化ですが、実は「体のサビ」とも言われているのです。

例えば鉄クギが酸化するとサビて茶色く変色し、もろくなる様に、人の体内でも同じ事が起こってしまいます。

人の体もサビる事により、老化の進行や、生活習慣病、ガンになる恐れが高くなると言われています。
更に肌の中の色々な細胞などにダメージを与える為、シミ、シワ、たるみ、くすみなど様々な肌トラブルにもつながり、老化のスピードを早めてしまいます。

原因は活性酸素

私達が生きていく上で必要不可欠な酸素ですが、呼吸で取り入れられた酸素の一部は高い酸化力を持つ「活性酸素」(フリーラジカル)となります。
この活性酸素は本来ウィルスや病原菌から体を守る為に必要なものですが、過剰になると人間の細胞を傷つけてしまいます。

また、他にも活性酸素を過剰に発生させる要因として、紫外線、パソコンやスマホなどの電子機器から発せられる電磁波(ブルーライト)、アルコール、タバコなど、私達の生活の中には活性酸素を発生させる要因が満ち溢れているのです。

紫外線は一年中降り注いでいるので、日焼け止めなどで常に対策が必要
パソコンやスマホなどのブルーライトも活性酸素を発生させる原因

こうした活性酸素の攻撃から身を守る為、私達の体内では抗酸化物質が生成されていて、活性酸素の抑制に働いています。
しかし、体内で作られる抗酸化物質も加齢と共に減少してしまいます。そこで日頃から食事やスキンケアで、常に抗酸化物質を補っていく事が重要なのです。

食事などに含まれる抗酸化作用のある栄養素

抗酸化作用を持つ栄養素を摂る事により、活性酸素の除去や無害化など、働きを抑える効果があります。では、主にどのようなものがあるかご紹介します。

ビタミンA(βカロテン)・・・ニンジン、ほうれん草、ブロッコリー、ピーマンなどの緑黄色野菜や、ウナギ、レバー、卵などに多く含まれます。

ビタミンC・・・トマト、ブロッコリー、キャベツなどの野菜や、キウイ、イチゴなどのフルーツに多く含まれます。

ビタミンE・・・アーモンド、クルミ、ゴマなどの種実類や、アボカド、カボチャ、サバ、マスなどに多く含まれます。

ポリフェノール・・・植物が光合成を行う時にできる物質の総称で、植物が持っている苦味、渋み成分です。ポリフェノールには様々な種類があり、主に赤ワインに多く含まれているレスベラトロール、お茶に含まれるカテキン、ブルーベリーに含まれるアントシアニン、チョコレートに含まれるカカオポリフェノールなどが知られています。

カロテノイド・・・カロテノイドもまた、様々な種類がありますが、代表的なものとして、鮭やエビなどに含まれる天然の赤色の色素で、強力な抗酸化力を持つアスタキサンチンがあります。その効果はビタミンCの約6000倍、ビタミンEの約1000倍とも言われています。また、トマトに多く含まれるリコピンも、高い抗酸化作用があります。

ビタミンACEは、代表的な抗酸化ビタミンであり、ビタミンエースともいわれています。また、これらのビタミンを一緒に摂ることで効率的に栄養が摂れ、相乗効果も期待できます。

緑黄色野菜は油で炒める事で吸収率がアップする

ビタミンACEや、アスタキサンチンは美容成分としても用いられていて、抗酸化以外にも細胞の正常化や、紫外線によるシミ・シワの予防や改善、コラーゲンの産生促進や、肌荒れ防止などといった様々な美容効果があります。

その他にも抗酸化作用のある美容成分として、コエンザイムQ10やフラーレンなどといったものがありますが、日々体の内側や外側の両方からこれらの抗酸化物質を補っていくことで、体のサビから身を守り、老化のスピードを緩める事ができるといえます。

当院のエステではビタミンAやビタミンCなどを使用したエイジングコースや、アスタキサンチンの美容ジェル、フラーレンの入った日焼け止めなども取り扱っております。
是非この機会にお試ししてみてはいかがでしょうか?

【Take Home Message】

・酸化は「体のサビ」で、人体の老化の主要な原因の一つ。

・抗酸化物質を食事で摂ったり美容成分として補う事で、老化に抗う事ができると考えられる。